小川げんきプラザにて団キャンプが行われました。
今年のキャンプは3年ぶりに小川げんきプラザに行きました。
出発時は天気予報通りの雨!駅から現地に徒歩で向かう足取りはちょっと重かったようです。
1日目のテント設営はあきらめようかと話していた矢先、雨が上がりました。ジュニア(小4~6)が設営にかかります。ブラウニー(小1~3)はハイキングとプラネタリウム鑑賞に出かけました。
事前のデイキャンプでは作業手順がしっかり把握できていなくて、とても時間がかかったのですが、
今回はシニアスカウト(中学生)のわかりやすいアドバイスもあり、スムーズにAテント1張りを
立てることができました。
次のジュニアの大事な役割である夕食作りでは、火起こし、材料カットもスムーズにいき、
おいしいつゆだく豚丼ができました。ジュニアのがんばりの陰には、シニアのお姉さん達が
テント設営のサポートのかたわら作ってくれた甘ーいカルメ焼きのおやつもあったようです。
1日目の夜は、真っ暗な山道を20分ほど登った活動センターでのゲーム大会でした。
往復の道もちょっとしたきもだめしみたいですが、みんなでワイワイと歩けば怖くないよー
ゲーム大会でも、シニアスカウトが進行係で大活躍しました。
3人組を素早く作ろう「木こりとリス」ゲーム、みんなで手をつないで右へ左へ前へ後ろへ動く
「反対の動き」ゲーム、頭を使わないと間違えてしまうので、全員で大笑い!
そして最後に、埼玉県連盟からお借りした「オリンピックかるた」を行いました。
オリンピック競技が描かれた手作りのジャンボ札を走って取ります。
ブラウニー、ジュニア、シニア3人1チームを組んでの対抗戦です。みんな真剣な構えで
札を目指してダッシュします。すばしっこいブラウニーが活躍して、お姉さんスカウトと
ハイタッチする光景もありました。
その夜、初めてのお泊り、しかも寝袋で寝るのが初めてのブラウニーたちはなかなか寝つかれず、寝袋に入って目をパチパチさせている姿が可愛かったとリーダーからの報告がありました。
2日目、朝食は非常食体験として、アルファ米五目ご飯を食べました。昨日からあまり食が進まない
ブラウニーたち。実は緊張が続いていて、普段より食べられず、ご飯を残してしまうことの罪悪感から涙が出てしまった子もいました。とても素直な態度に皆感心してしまいました。
「食べられないと思ったら、最初に食べられる人に分けてあげていいんだよ」とリーダーに励まされ、
安心したようです。元気にシニアと一緒に東秩父の和紙の里へ和紙漉きとうどん打ち体験に出かけました。
うどん打ちではここでもシニアがブラウニーの面倒をとてもよく見てくれて、楽しく作ることができました。
ゆで上がったうどんをブラウニーもパクパク食べてリーダー達もひと安心です。表情もほぐれてきました。
紙すきでは、すいた和紙に花や葉っぱをのせて飾り付けるのですが、ブラウニーは迷いなくどんどん
のせて仕上げていく一方、シニアのお姉さん達のほうが、どうしよう、とまごついていました。
キャンプ場に残ったジュニアは竹を角しばりやじゃばらしばりで結び、テーブルや棚作製に挑戦しました。
この作業はメンバーどうしで話し合い、助け合わないとできないものです。二つのパトロールでそれぞれ
「こうしたら?」「○○ちゃん、ここしっかり押さえてくれる?」など協力し合う声がたくさん聞かれました。
午後には2つのパトロールの作品を合体させ、1つのすてきな棚が出来上がりました。
さっそくみんなの食器袋が置かれていました。
2日目の夜は恒例のキャンプファイヤーです。ジュニアが扮した火の神が、堂々とした姿で点火しました。 大きく燃え上がる火にびっくりしたブラウニーもいました。こうした直火を見る機会はそうそうありません。 あらためて火の明るさと熱さを知るキャンプファイヤーです。
シニアがエールマスターと手遊びのリーダーで皆を盛り上げてくれます。
さて各部門のスタンツです。 ブラウニーは「パプリカ」を歌いながらダンス。そして将来の夢を1人1大きな声で発表しました。可愛い!
ジュニアはドラえもんの寸劇です。皆で考えました。ふだんおとなしいジュニアですが、大きな声での 楽しい演技に皆で笑いました。
リーダー達はちょっと?練習不足のU.S.Aダンス。最後はみんなで踊りました。
あっという間に最終日を迎えた朝、ブラウニは野外生活に慣れ始め、仲間との絆がより強くなった
のでしょう。皆の会話も弾み、いきいきとした表情で朝食を完食して嬉しそうでした。
チェックアウトまであまり時間がなく、ジュニアとシニア・レンジャーはテント撤営やバンガロー清掃時にリーダーから注意を受け、時間を守っててきぱき行動する大切さを学びました。
3日間のキャンプを通して、ブラウニは自分の身じたくが自分できちんとできたこと、時間を守って
行動できたことをほめてもらいました。そして皆で過ごすキャンプの楽しさを味わい「もっと泊まりたい!」との声も聞かれました。
ジュニアは、声をかけ合って協力することが徐々にできてきました。テント立て、炊事、竹クラフト、スタンツなど、がんばった結果、「達成感」と「もう少しがんばりたい!」の両方を味わったようです。
7人で1つのテントに2泊してできた結束力にこれから期待しましょう。
シニア・レンジャーは、一部日程参加者を含め、11人もキャンプに参加してくれて、スカウト全体を
引っ張ってくれ、その成長ぶりに驚かされました。また久しぶりに会った仲間と過ごすことで絆を深め、学校とは違う居場所を楽しんでいるようでした。
最後に、キャンプから戻って来た時、お父さん、お母さん達の心のこもったお出迎え、
本当にありがとうございます!これもいい思い出の1つになります。